
我われの活動エリアとする海部地域はもともとは1市12町村の13行政区がエリアであったのですが近年の合併事情により現在は大枠は変わらず3市6町村の9行政となっております。海部津島9行政区を活動エリアとし、近年においては名古屋西部臨海工業地帯として航空宇宙産業が注目され、湾岸自動車道はじめ、中部国際空港に関わる流通の拠点として、環伊勢湾地域の総合的な交通体系の要となるとともに、県境を越えた交流・連携の上で極めて重要な役割が期待されている地域です。
産業としては毛織物・七宝焼き・金魚をはじめとする様々な特産品や尾張津島天王まつりをはじめとする伝統的な行事も数多い歴史のある地域であり、近年景観の移り変わりから意識することも減りましたが現在も水田率は県内で最も高く水の恩恵高き地域でもあります。過去をさかのぼると水を切り口にした事業が多く、ナマズがマスコットであることはこんなところから由来しています。
また昨年は1963年に津島成年会議所として243番目のLOMとして創立し社団法人格の取得などを経緯し45周年となる一年を皆様のご協力の下で無事終えることができ真に感謝しております。
さて先日この地域では今年初めての雪が積もり雪に不慣れなこの地域では若干の混乱があったかと思いますが皆様の地域では如何でしたでしょうか。我われの小さな頃は12月から1月が雪の時期で2月の雪はここ数年のような気がいたします。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。日本青年会議所の協働事業にも環境問題があり興味深い記事を読んだのでご紹介いたします。
日本には環境問題に優秀な人材が揃っています。オゾンホールの発見、CO2濃度の増加と温度の因果関係、CO2排出権の国家間取引の基本構成の構築はすべて日本発祥であります。これらの研究を総括した結果の話であります。私の認識としてCO2の増加に伴って温度が上昇して北極の氷が融け海面が上昇して国土が水没するくらいでした。暑くて住みづらくなるなと思っていたくらいでしたが更に恐ろしい結末が待っているようです。“海洋の変化を恐れよ”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
海洋は大気の1000倍の熱容量を持ち、60倍のCO2を蓄えています。そして陸上より10年遅れでゆっくりと温度変化をするそうです。
暖められた海洋は大気とのバランスを崩し、蓄えたCO2を炭酸飲料のように一気に大気に吐き出すことで大気のCO2濃度は一気に増加します。これを止める手立ては人間には残されていないそうです。人間の活動できる限界濃度3%に達し、酸欠状態で何も考えることができず呼吸困難で死に絶えてゆくこの恐るべきシナリオは150年後に待ち受けています。これは、われわれが自然の恩恵にひざまづき畏怖することを忘れた結果であるのではないでしょうか。
本日は決して皆様を脅すわけでなく向かい合わなければならない現実問題を知識として理解し、社会の中核を担おうとしている我われが如何に意識を持たなければいけないのか考えていただきたい為であります。また環境問題だけでなく社会の循環に至るもの全てに変革を訴えかけなければいけないと時代を担う世代のためにも考えていただきたいと思います。
第46代理事長 加賀 崇三